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| わたしたちの誰もが覚える不安について、独自の観点から考察を深めたフロイトの不安論。不安神経症や不安ヒステリーなどの症例を取り上げた代表的な5つの論文(『精神分析入門』講義を含む)を収録。個人の問題だけでなく、人類の発達史という文明論的な見地からも論が展開される。 |
| 内容 |
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| 「不安の問題とは、解決すれば、わたしたちの心的な生活の問題に豊かな光があてられると期待できるような、謎の問題なのです」。フロイトは、誰もが覚える不安に注目し、無意識、リビドー、自我・エス・超自我の審級など、独自の概念でそのメカニズムを解明しようと考察を重ねた。現代の病といえる「心の病」を考えるうえでも重要な論考。 |
| 目次 |
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| 後期の不安論 |
| 制止、症状、不安(一九二六年) |
| 不安と欲動の生(『精神分析入門(続)』第三二講、一九三二年) |
| 中期の不安論 |
| 不安(『精神分析入門』第二五講、一九一七年) |
| 初期の不安論 |
| 防衛・神経精神症(一八九四年) |
| ある特定の症状複合を「不安神経症」として神経衰弱と区別することの妥当性について(一八九五年) |
| 解説 中山 元 |
| 年譜 |
| 訳者あとがき |
| ジークムント・フロイト Sigmund Freud |
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| [ 1856 - 1939 ] 東欧のモラビアにユダヤ商人の長男として生まれる。幼くしてウィーンに移住。開業医として神経症の治療から始め、人間の心にある無意識や幼児の性欲などを発見、精神分析の理論を構築した。1938年、ナチスの迫害を逃れ、ロンドンに亡命。'39年、癌のため死去。主著に『夢判断』『精神分析入門』『自我とエス』など。 |
| [訳者] 中山 元 Nakayama Gen |
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| 1949年生まれ。哲学者、翻訳家。主著に『思考のトポス』『フーコー入門』『はじめて読むフーコー』『思考の用語辞典』『賢者と羊飼い』『フーコー 生権力と統治性』『フーコー 思考の考古学』ほか。訳書に『自我論集』『エロス論集』『幻想の未来/文化への不満』『人はなぜ戦争をするのか』(以上、フロイト)、『パピエ・マシン(上・下)』(デリダ)、『永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編』『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』(以上、カント)、『人間不平等起源論』『社会契約論/ジュネーヴ草稿』(共にルソー)、『職業としての政治 職業としての学問』『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(共にウェーバー)、『善悪の彼岸』『道徳の系譜学』(共にニーチェ)、『存在と時間』(ハイデガー)、『政治的なものの概念』(シュミット)ほか多数。 |