判断力批判(下)

判断力批判(下)

カント    
中山 元  訳   
自然の美しさと崇高さを感受し、
世界を意味ある存在として考えることができる。
そして、わたしたちの生は、生きるに値する。
この能力、判断力を発見したカントは偉大だ。
内容
下巻では、趣味判断と自然の目的についての目的論的な判断の両方に共通する「合目的性」という概念をもとに、世界を目的論的に理解する可能性を示す。第一序論も収録。その後の哲学だけでなく、芸術・文学の領域にも大きな影響を与えることとなった、カント批判哲学の集大成。
目次
判断力批判(下)
凡例
第二部 目的論的な判断力の批判

第六一節 自然の客観的な合目的性について

第一篇 目的論的な判断力の分析論

第六二節 実質的な客観的な合目的性とは区別されるたんなる形式的な客観的な合目的性について

第六三節 内的な合目的性と区別される自然の相対的な合目的性について

第六四節 自然目的としてのさまざまな事物に特有な性格について

第六五節 自然目的としての事物は有機的な存在者である

第六六節 有機的な存在者における内的な合目的性の判定の原理について

第六七節 目的の体系としての自然一般を目的論的に判定する原理について

第六八節 自然科学の内的な原理としての目的論の原理について

第二篇 目的論的な判断力の弁証論

第六九節 判断力の二律背反とは何か

第七〇節 二律背反の提示

第七一節 前記の二律背反を解決するための準備

第七二節 自然の合目的性にかんするさまざまな体系について

第七三節 これらの体系はいずれもそれが主張していることを実現していない

第七四節 自然の技巧という概念を独断的に取り扱うことができないのは︑自然目的が説明できないからである

第七五節 自然の客観的な合目的性の概念は︑反省的な判断力にたいする理性の批判的な原理である

第七六節 注解

第七七節 自然目的という概念をわたしたちにとって可能なものとする人間の知性の特有性について

第七八節 自然の技巧のうちにおいて物質の普遍的なメカニズムの原理と目的論的な原理とが合一することについて

付録 目的論的な判断力の方法論

第七九節 目的論は自然学に属するものとして扱わなければならないか

第八〇節 ある事物を自然目的として説明する場合には︑メカニズムの原理が目的論的な原理に必然的に従属することについて

第八一節 自然産物としての自然目的の説明では︑目的論的な原理にメカニズムが付随することについて

第八二節 有機的な存在者の外的な関係における目的論的な体系について

第八三節 目的論的な体系としての自然の最終目的について

第八四節 世界の現実存在︑すなわち創造そのものの究極目的について

第八五節 自然神学について

第八六節 倫理神学について

注解

第八七節 神の現実存在の道徳的な証明について

第八八節 道徳的な証明の妥当性についての制限

注解

第八九節 道徳的な論拠の効用について

第九〇節 神の現実存在の目的論的な証明における〈真とみなすこと〉の種類について

第九一節 実践的な信仰によって〈真とみなすこと〉の種類について

※ ※ ※

目的論のための総注

第一序論

第一節 一つの体系としての哲学について

注解

第二節 哲学の基礎にある上級の認識能力の体系について

第三節 人間の心のあらゆる能力の体系について

第四節 判断力にとっての体系としての経験について

第五節 反省的な判断力について

第六節 それぞれ特殊な体系をなす自然の形式の合目的性について

第七節 自然の技巧という理念の根拠となる判断力の技巧について

第八節 判定能力の感性論について

注解

第九節 目的論的な判定について

第一〇節 技巧的な判断力の原理の探求

第一一節 純粋理性批判の体系のうちに判断力批判を導入するための総括論的な序論

第一二節 判断力批判の区分

 解説 中山元
 年譜
 訳者あとがき
              
イマヌエル・カント   
[ 1724 - 1804 ]    ドイツ(東プロイセン)の哲学者。近代に最も大きな影響を与えた人物の一人。『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』のいわゆる三批判書を発表し、批判哲学を提唱して、認識論における「コペルニクス的転回」を促した。フィヒテ、シェリング、ヘーゲルとつながるドイツ観念論の土台を築いた。
[訳者] 中山 元    Nakayama Gen
1949年生まれ。哲学者、翻訳家。主著に『思考のトポス』『フーコー入門』『はじめて読むフーコー』『思考の用語辞典』『賢者と羊飼い』『フーコー 生権力と統治性』『フーコー 思考の考古学』ほか。訳書に『自我論集』『エロス論集』『幻想の未来/文化への不満』『人はなぜ戦争をするのか』(以上、フロイト)、『パピエ・マシン(上・下)』(デリダ)、『永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編』『純粋理性批判』(カント)、『人間不平等起源論』『社会契約論/ジュネーヴ草稿』(共にルソー)、『職業としての政治 職業としての学問』『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(共にウェーバー)、『善悪の彼岸』『道徳の系譜学』(共にニーチェ)、『存在と時間』(ハイデガー)ほか多数。
書評
2023.09.24 北海道新聞 読書ナビ 探究する姿勢に面白さ
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