光文社古典新訳文庫は2026年9月に創刊20周年を迎えます。2006年、創刊第一弾の第1号として刊行されたのがシェイクスピア『リア王』でした。その後、計6作のシェイクスピア作品を刊行してきましたが、訳者・安西徹雄さんの逝去により、その後は新訳が途絶えてしまっていました。しかし今年ついに、気鋭の演劇翻訳家、小田島創志さんの翻訳でシェイクスピア新訳プロジェクトが再始動します!
シェイクスピアで一番有名な恋愛劇『ロミオとジュリエット』。昨年9月に水戸芸術館で上演された舞台を観たことがある方(翻訳:小田島創志)、あるいは1968年のオリヴィア・ハッセー主演映画、1996年のレオナルド・ディカプリオ主演映画を観たという方、翻案されミュージカルとなった『ウエスト・サイド物語』やその映画化を思い浮かべるかたもいるでしょう。
「ロミジュリ」といえば、激しくも美しい恋物語という印象が強い作品ですが、実際に戯曲として読んでみると、意外なほどダジャレや下ネタも多く、言葉遊びに満ちた、とても愉快なお芝居でもあります。500年以上も親しまれる名台詞の数々を、新訳では現代の役者と読者に向けどのように訳されているのでしょうか。また、本作が古今東西を問わず愛され続けているのはなぜなのでしょうか。今回新訳された小田島創志さんをお迎えし、本書の魅力と新訳についてたっぷり語っていただきます。
(聞き手:光文社古典新訳文庫編集長 小都一郎)