お姫様からとつぜんの大転落!

小公女

小公女

バーネット    
土屋京子  訳   
過酷ないじめ、空腹を耐える日々、そして魔法のような出来事が!
大人も子供も楽しめる新訳! 1905年初版時のカラー口絵も収録
物語
裕福なクルー大尉の娘セーラは、預けられた寄宿学校でも特別待遇を受け、「プリンセス」と呼ばれていた。だが、ある日父の急逝と破産が知らされるや、すべてを取り上げられ、寒い屋根裏部屋で下働きとして暮らすことに。持ち前の聡明さと空想力、プリンセスの気位で仕打ちに耐えるが……。
目次
小公女
 解説 安達まみ
 年譜
 訳者あとがき
フランシス・ホジソン・バーネット    Frances Hodgson Burnett
[ 1849 - 1924 ]    アメリカの小説家、劇作家。イギリスに生まれたが、早くに父親を亡くし、16歳のとき一家でテネシー州へ移住。貧しい家計を助けるため、雑誌に寄稿した小説が人気に。1886年発表の『小公子』が大ヒットし、主人公のファッションが大人の間で流行するなど、一躍ベストセラー作家となる。イギリスの伝統社会の価値観と、アメリカの大衆消費文化を併せ持つ作家として、その後も『小公女』『秘密の花園』などを発表する。
[訳者] 土屋京子    Tuchiya Kyoko
1956年生まれ。東京大学教養学部卒。翻訳家。訳書に『ナルニア国物語』全7巻(C・S・ルイス)、『あしながおじさん』(ウェブスター)、『トム・ソーヤーの冒険』『ハックルベリー・フィンの冒険』(トウェイン)、『小公子』『小公女』『秘密の花園』(バーネット)、『仔鹿物語』(ローリングズ)、『部屋』(ドナヒュー)、『ワイルド・スワン』(ユン・チアン)、『EQ〜こころの知能指数』(ゴールマン)ほか多数。