2017.12.30

紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会#37 「恋愛小説『マノン・レスコー』の時を超える魅力」野崎歓さんを迎えて 紀伊國屋書店新宿本店で1月26日(金)開催

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身を滅ぼすまでに愛し合った男女の恋愛悲劇――プレヴォ『マノン・レスコー』は18世紀フランス小説の傑作であり、当時ヨーロッパで熱狂的人気を博したのみならず、その後300年近くも世界中で読み継がれてきました。オペラや映画の原作としても知られています。これまで本作は、男の運命を狂わす「宿命の女(ファム・ファタール)」を扱った作品と紹介されることも多かったのですが、今回の野崎歓さんによる新訳を読むと、愛し合う二人の心が、いかなる類型化からも逃れるほどに自由で、情熱的であることがうかがえます。

今回の読書会では、『マノン・レスコー』の読まれ方の変遷や、時を超えて読み継がれる魅力について、訳者の野崎歓さんにたっぷりと語って頂きます。

(聞き手:光文社古典新訳文庫・創刊編集長 駒井稔)

 

紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫
Readers Club読書会(Readin Session) #37
恋愛小説『マノン・レスコー』の時を超える魅力 野崎歓さんを迎えて
《日時》2018年1月26日(金)18:30開演 (18:15 開場)
《会場》紀伊國屋書店新宿本店 8階イベントスペース
《定員》50名  ※定員に達し次第、受付を終了させていただきます。
《参加費》無料
《参加方法》12月30日(土)午前10時より紀伊國屋書店新宿本店2階レジカウンターにてご予約を承ります。お電話でのご予約も同日より承ります。
《ご予約・問い合わせ》 TEL:紀伊國屋書店新宿本店2階直通 03-3354-5702 (10:00〜21:00)
※イベントは90分〜2時間程度を予定しております。トーク終了後ご希望の方には野崎歓さんの著書・翻訳書にサインをお入れします。
※19:30以降の入場はお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
詳しくは 紀伊國屋書店新宿本店ウェブサイトをご覧ください
[野崎 歓(のざき・かん)さんプロフィール]
1959年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授。フランス文学研究のほか、映画評論、文芸評論、エッセイなど幅広く手がけている。著書に『異邦の香り―ネルヴァル「東方紀行」論』『フランス文学と愛』『赤ちゃん教育』『アンドレ・バザン―映画を信じた男』『夢の共有―文学と映画と翻訳のはざまで』ほか。訳書に『ちいさな王子』(サン=テグジュペリ)、『赤と黒』(スタンダール)、『うたかたの日々』(ヴィアン)、『地図と領土』(ウエルベック)、『映画とは何か』(バザン、共訳)など多数。
マノン・レスコー

マノン・レスコー

  • プレヴォ/野崎 歓 訳
  • 定価(本体840円+税)
  • ISBN:75366-5
  • 発売日:2017.12.7
  • 電子書籍版は2018年1月初旬に発売予定です