2019.12.10

これから出る本(2020年1月・2月)

《2020年1月刊》
『戦争と平和1』(トルストイ/望月哲男訳)

一九世紀初頭のナポレオン戦争の時代を舞台に、ロシア貴族の興亡からロシアの大地で生きる農民に至るまで、国難に立ち向かう人びとの姿を描いたトルストイの代表作。「あらゆる小説の中でもっとも偉大な作品」(モーム) と呼ばれる一大叙事詩。

『アラバスターの壺/女王の瞳 ルゴーネス幻想短編集』(ルゴーネス/大西亮訳)

エジプトの古代墳墓に仕組まれていた〈死の芳香〉。その香りを纏い、関わる男性たちが自死を遂げていく女性の正体は? 博物学的で多彩なモチーフを、人間の原初的な衝動が駆動していくような、近代アルゼンチンを代表する作家の幻想的作品集。


《2020年2月刊》
『共産党宣言』(マルクス、エンゲルス/森田成也訳)

マルクスとエンゲルスが共同執筆し、一八四八年の二月革命直前に発表。その後のプロレタリア運動の指針となった「世界を変えた文書」。共産主義の勝利と人間の解放が歴史の必然であると説く。各国版序文とそれに関する二人の手紙 (抜粋)付き。

『モーセと一神教』(フロイト/中山元訳)