2021.08.10

これから出る本(9月・10月)

《2021年9月刊》
『戦争と平和6』(トルストイ/望月哲男訳)

ナポレオン軍を迎え撃つパルチザン戦で若い命を落とすペーチャ。フランス軍は敗走を重ね、ついにロシアの地から撤退する。捕虜から解放されたピエールとナターシャの、再会したニコライとマリヤの、そして祖国ロシアの行く末は....。全6巻完結。

『ペスト』(カミュ/中条省平訳)

オラン市で突如発生した死の伝染病ペスト。市外との往来が禁じられ、人々の戸惑いが恐慌に変わる一方、リュー医師ら果敢な市民たちは、病人の搬送や隔離など事態の対応に死力を尽くすが......。人間を襲う不条理を驚くべき洞察力で描く小説。


《2021年10月刊》
『フォンタマーラ』(シローネ/齋藤ゆかり訳)


《続刊》
『未成年1』(ドストエフスキー/亀山郁夫訳)

知識人の貴族ヴェルシーロフと使用人との間に生まれたアルカージー。生い立ちのコンプレックスを抱えた彼は、父の愛を求めながら、富と力を手にする理想を胸にもがく。未成年の魂の遍歴を描くドストエフスキー五大長篇の一つ。(全3巻)

『人間のしがらみ』(モーム/河合祥一郎訳)
『イタリア紀行』(ゲーテ/鈴木芳子訳)