2022.07.13

これから出る本(2022年8月・9月)

《2022年8月刊》
『毛皮を着たヴィーナス』(ザッハー゠マゾッホ/許 光俊 訳)

夢見がちな青年ゼヴェリンは美しい寡婦ヴァンダに魅了され、彼女に女王としての理想の女性像を求めていく。そして奴隷となる契約まで結び、彼女による残酷な扱いにその身を委ねていくが......。かの「マゾヒズム」の由来となった著者の代表作。

《2022年9月刊》
『ステパンチコヴォ村とその住人たち』(ドストエフスキー/高橋知之 訳)

育ての親であるおじからの手紙があまりに支離滅裂なので、久々に故郷に戻ってみると、驚くべきことにおじの家は、おじのわがままな母親と、彼女に取り入った口八丁な食客に支配されていたのだった。おじと私は彼との対決を試みるが……。

『ロウソクの科学』(ファラデー/渡辺政隆 訳)

科学者ファラデーが少年少女を相手に行った講義録。ロウソクの種類、製法、燃える仕組みから、燃えるときに起こる物理・化学現象までを、さまざまな角度からやさしく解説する。子供も大人も楽しめる、世界中で読み継がれてきた名著。