2025.09.02

【Zoom配信】紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会#114 いまこそ新訳で読みたいヘッセの傑作『シッダールタ』の魅力魅力 訳者・酒寄進一さんを迎えて

酒寄進一さん
酒寄進一さん

バラモンの息子シッダールタは、親友ゴーヴィンダとともに身分を捨てて苦行者たちに加わり、巡礼の旅に出る。解脱者ゴータマ・ブッダとの邂逅、友との別れ、遊女カマラーとの快楽生活を経て、それでも心の渇きは満たされず……。

ドイツの作家ヘッセが、紀元前インドを舞台に一人の青年が心の渇きを抱えて放浪し、真の悟りへと至るまでを綴った傑作『シッダールタ』。原書刊行から一世紀以上を経た今もなお、この小説が放つ光は色あせないどころか、自己探求、飽くことのない快楽、友情、親子、自然との合一など、現代を生きる私たちが深く考えるべきテーマに満ちているように思います。今回、9月10日に発売となる『シッダールタ』の新訳を手掛けられた酒寄進一さんをお迎えし、本作の読みどころと魅力をたっぷり語って頂きます。

また、酒寄進一訳『シッダールタ』を原作とした同名の舞台が、11月から上演されます(世田谷パブリックシアター、出演:草彅剛、杉野遥亮、瀧内公美ほか、作:長田育恵、演出:白井晃、音楽:三宅純)。新訳は舞台化にどのように影響し、あるいは舞台化はどのように新訳に影響したのでしょうか。そのあたりの裏話も教えていただきたいと思います!

(聞き手:光文社古典新訳文庫・創刊編集長 駒井稔)

紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会#114
いまこそ新訳で読みたいヘッセの傑作『シッダールタ』の魅力
訳者・酒寄進一さんを迎えて
『シッダールタ』ヘッセ/酒寄進一訳
《日時》2025年9月26日(金)19:00~20:30
《会場》Zoom(オンライン)
《参加費》無料
《参加方法》2025年9月1日(金)~9月26日(金)19:00の間、紀伊國屋書店ウェブストアにて、参加お申し込みを承ります。 ※ご案内メール配信予定日:9月25日・26日の2回。
お申し込みについて、詳しくは 紀伊國屋書店ウェブサイトをご覧ください
[酒寄進一(さかより・しんいち)さんプロフィール]
1958年生まれ。ドイツ文学翻訳家。和光大学教授。『犯罪』(シーラッハ)で2012年本屋大賞「翻訳小説部門」第1位を受賞。訳書に『刑罰』『神』(シーラッハ)、『友情よここで終われ』(ノイハウス)、『ベルリン1919赤い水兵』(コルドン)、『その昔、N市では』(カシュニッツ)、『春のめざめ』(ヴェデキント)、『デーミアン』(ヘッセ)、『ほら吹き男爵の冒険』(ビュルガー)、『若きウェルテルの悩み』(ゲーテ)ほか多数。
酒寄進一さんのプロフィール詳細(光文社古典新訳文庫での訳書一覧)
[駒井稔(こまい・みのる)さんプロフィール]
1956年横浜生まれ。慶應義塾大学文学部卒。’79年光文社入社。広告部勤務を経て、’81年「週刊宝石」創刊に参加。ニュースから連載物まで、さまざまなジャンルの記事を担当する。’97年に翻訳編集部に異動。2004 年に編集長。2年の準備期間を経て’06年9月に古典新訳文庫を創刊。10年にわたり編集長を務めた。著書に『いま、息をしている言葉で。――「光文社古典新訳文庫」誕生秘話』(而立書房)、『文学こそ最高の教養である』『編集者の読書論』(光文社新書)、『私が本からもらったもの 翻訳者の読書論』(書肆侃侃房)がある。