緻密な人間描写で描かれていく大パノラマ、待望の第2巻。

ミドルマーチ2

ミドルマーチ2

ジョージ・エリオット    
廣野由美子  訳   

ジョージ・エリオット生誕200年

“大人のために書かれた 数少ない英国小説のひとつ” ――ヴァージニア・ウルフ
作品
しかし、いま彼女は苦々しい気持ちで言った。「あの人のせいであって、私のせいではない」と。(中略)彼の価値を信じたことは、自分の間違いだったのだろうか? いったい彼はどういう人間なのか? 自分には彼の価値について判断する力がある(本文より)
物語
金策に失敗したフレッド・ヴィンシーは、意中の女性メアリを含むガース家の人々を窮地に立たせてしまう。また、フェザーストーン老人の遺言をめぐる騒動の結末、リドゲイトとロザモンドの接近、ドロシアとカソーボンの夫婦生活の危機など、多層的な人間関係が発展していく第2巻。
目次
ミドルマーチ2
 解説 廣野由美子
 年譜
 訳者あとがき
ジョージ・エリオット    George Eliot
[ 1819 - 1880 ]   

英国ヴィクトリア朝を代表する小説家。本名メアリ・アン・エヴァンズ。中部の土地差配人の家に生まれ、寄宿学校で教育を受けた後、自宅で外国語などさまざまな学問を独学で学び、30歳で評論雑誌の編集者補佐に。1857年、男性名「ジョージ・エリオット」で小説を発表(翌年『牧師たちの物語』として書籍化)。以降、『アダム・ビード』、『フロス河の水車場』、『サイラス・マーナー』、『ロモラ』、『ダニエル・デロンダ』などの小説を次々と発表し、成功を収める。'71年~'72年に分冊刊行された『ミドルマーチ』はヴァージニア・ウルフをはじめとする後世の作家たちに賞賛され、現代でも英国小説の最高峰との呼び声が高い。

[訳者] 廣野由美子    Yumiko Hirono

1958年生まれ。英文学者。京都大学教授。著書に『深読みジェイン・オースティン――恋愛心理を解剖する』、『謎解き「嵐が丘」』、『批評理論入門――「フランケンシュタイン」解剖講義』、『ミステリーの人間学――英国古典探偵小説を読む』など多数。訳書に『ジョージ・エリオット』(ドリーン)など。NHK Eテレ『100分de名著』の『フランケンシュタイン』『高慢と偏見』にゲスト講師として出演。

サイラス・マーナー
サイラス・マーナー

ジョージ・エリオット

小尾芙佐 訳

ミドルマーチ1
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ジョージ・エリオット

廣野由美子 訳