伯爵、欲望と策謀が渦巻くパリへ。

モンテ゠クリスト伯3

モンテ゠クリスト伯3

アレクサンドル・デュマ    
前山 悠  訳   
登場人物たちの秘められた関係が暴かれていく、物語の新局面。全6巻
物語
モンテ゠クリスト伯は、ローマで知り合ったアルベールら若者たちと合流し、パリの社交界へ進出する。いまや爵位を得たダングラール、戦争で出世したモルセルフ伯(フェルナン)、司法官ヴィルフォールなど仇敵たちとも正体を隠して面会し、潤沢な富を武器に復讐の準備を整えていく。
「かくしてこの小説は登場人物の規模を広げ、三人の復讐相手のみならず、その夫人や子どもたちをも物語に引き入れていきます。この展開が不穏以外の何ものでもないのは、モンテ゠クリストは明らかに意図してその家族らに接近し、己の復讐劇に巻き込もうとしているからです。」(「読書ガイド」より)

今後の刊行予定
第4巻 2027年5月
第5巻 2028年1月
第6巻 2028年8月
目次
 読書ガイド 前山 悠
 『モンテ゠クリスト伯3』おもな登場人物しおり
アレクサンドル・デュマ    Alexandre Dumas
[ 1802 - 1870 ]    19世紀フランスの代表的作家。パリ近郊に生まれ、劇作家になることを夢見てパリへ。シャルル・ノディエに才能を見出され、ユゴー、ミュッセらと交流。1829年に上演された散文劇『アンリ三世とその宮廷』などで人気を確立。その後小説 『三銃士』、『モンテ=クリスト伯(巌窟王)』、『王妃マルゴ』なども大成功を収め、生涯500を超える作品を送り出した。豪快なまでの浪費と放蕩、『料理大辞典』を著した美食家としても知られる。『椿姫』の作者となった息子がデュマ・フィス(息子デュマの意)と呼ばれるのに対し、デュマ・ペール(父デュマ、大デュマ)と呼ばれる。
[訳者] 前山 悠    Maeyama Yu
1981年新潟県生まれ。翻訳家。パリ第七大学博士課程修了(文学博士)。訳書に『千霊一霊物語』(アレクサンドル・デュマ)、『クローデル小喜劇集』(クローデル、共訳)、『転落』(カミュ)などがある。