2015.11.28

紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会#13「ハクスリー『すばらしい新世界』はいかに「すばらしい」か?」黒原敏行さんを迎えて 紀伊國屋書店新宿本店で12月21日(月)開催

紀伊國屋書店電子書店Kinoppyとのコラボレーション企画「Readers Club読書会(Readin Session)」、第13弾はハクスリー『すばらしい新世界』の訳者・黒原敏行さんをお迎えして開催します。

黒原敏行さん

西暦2540年。人間の工場生産と条件付け教育、フリーセックスの奨励、快楽薬の配給によって、人類は不満と無縁の安定社会を築いていた。だが、時代の異端児たちと未開社会から来たジョンは、世界に疑問を抱き始め......

驚くべき近未来とそこに生きる人々を描いたオルダス・ハクスリー『すばらしい新世界』は、新訳発売以来、大変な人気を博し、版を重ねています。本書はSFの古典として知られていますが、世界が進む方向性を(80年前に書かれたとは思えないほど)的確に予測し、そこに潜む危険性を見事に提示している作品であり、まさにいま再び読まれるべき作品です。

また、ユーモアに満ちあふれる筆致、魅惑的な登場人物、そしてスタイリッシュでさえある社会情景の描写は、古典であることを忘れさせるほど現代的です。いまだに世界中で熱狂的なファンがいて、本作がたびたび引用されるのは、本書が鋭い洞察と批判精神に満ちているのみならず、胸躍るような読書体験を提供してきたからに他なりません。

今回の読書会では、本書を翻訳された黒原敏行さんに、この作品の読みどころや魅力、新訳における工夫や苦労といったことについて語って頂きます。

紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫
Readers Club読書会(Readin Session)
「ハクスリー『すばらしい新世界』はいかに「すばらしい」か?」黒原敏行さんを迎えて
《日時》2015年12月21日(月)18:30開演 (18:15 開場)
《会場》紀伊國屋書店新宿本店 8階イベントスペース
《定員》45名  ※定員に達し次第、受付を終了
《参加費》無料
《参加方法》2015年11月29日(日)午前10時より紀伊國屋書店新宿本店2階レジカウンターにてご予約を承ります。お電話でのご予約も同日より承ります。
《ご予約・問い合わせ》 TEL:紀伊國屋書店新宿本店2階直通 03-3354-5702 (10:00〜21:00)
※紀伊國屋書店新宿本店の他の電話番号におかけになられても、ご予約は承れませんのでご注意下さい。
※イベントは90分〜2時間程度を予定しております。トーク終了後ご希望の方には黒原敏行さんの翻訳書にサインをお入れします。
※19:30以降の入場はお断りさせて頂く場合がございます。あらかじめご了承ください。
 詳しくは 紀伊國屋書店新宿店ウェブサイトをご覧ください
[黒原敏行(Toshiyuki Kurohara)さんプロフィール]
1957年生まれ。英米文学翻訳家。訳書に『闇の奥』(コンラッド)、『すばらしい新世界』(ハクスリー)、『すべての美しい馬』『越境』『ザ・ロード』(以上マッカーシー)、『黒い天使』(ウールリッチ)、『儚い光』『冬の眠り』(共にマイクルズ)、『ソフィー』(バート)、『コレクションズ』(フランゼン)、『ユダヤ人警官同盟』(シェイボン)ほか多数。
すばらしい新世界

すばらしい新世界

  • オルダス・ハクスリー/黒原敏行 訳
  • 定価(本体1,048円+税)
  • ISBN:75272-9
  • 発売日:2013.6.12
  • 電子書籍あり