その後の彼らはどうなるのか?

カラマーゾフの兄弟5 エピローグ別巻

カラマーゾフの兄弟5 エピローグ別巻

ドストエフスキー    
亀山郁夫  訳   

兄弟たちの未来に向かう新しい物語が始まる。訳者による「ドストエフスキーの生涯」「解題」は300頁の傑作。

訳者あとがきより--

これほどに解釈がわかれ、はかりしれない深みへと心を誘いこむ小説には、なかなかお目にかかれない。現代の状況からはるか遠い時代に誕生した小説ではあるが、どれひとつ、われわれの「生」のありようと無縁なテーマはない。小説が書かれた農奴制崩壊後の十九世紀ロシアの混沌と、現代は深い地下水脈でつながっているのだ。ドストエフスキーこそが、その隠された水なのだ。


作品

「エピローグ」では、主人公たちのその後が描かれる。 彼らそれぞれに、どんな未来が待ち受けているのか......。 訳者・亀山郁夫が渾身の力で描いた「ドストエフスキーの生涯」と「解題」は、この至高の名作を味わうための傑出したすばらしいガイド=指針となるにちがいない。 <全5巻>

ドストエフスキー年譜
フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー    Ф. М. Достоевский
[ 1821 - 1881 ]    ロシア帝政末期の作家。60年の生涯のうちに、以下のような巨大な作品群を残した。『貧しき人々』『死の家の記録』『虐げられた人々』『地下室の手記』『罪と罰』『賭博者』『白痴』『悪霊』『永遠の夫』『未成年』そして『カラマーゾフの兄弟』。キリストを理想としながら、神か革命かの根元的な問いに引き裂かれ、ついに生命そのものへの信仰に至る。日本を含む世界の文学に、空前絶後の影響を与えた。
[訳者] 亀山郁夫    Kameyama Ikuo
1949年生まれ。名古屋外国語大学学長。東京外国語大学名誉教授。ドストエフスキー関連の研究のほか、ソ連・スターリン体制下の政治と芸術の関係をめぐる多くの著作がある。著書に『新カラマーゾフの兄弟』『謎とき「悪霊」』『磔のロシア』『熱狂とユーフォリア』『ドストエフスキー父殺しの文学』『「悪霊」神になりたかった男』『大審問官スターリン』『ドストエフスキー 共苦する力』ほか多数。訳書に『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』『悪霊』『白痴』『賭博者』(以上、ドストエフスキー)ほか。
未成年3
未成年3

ドストエフスキー

亀山郁夫 訳

ステパンチコヴォ村とその住人たち
ステパンチコヴォ村とその住人たち

ドストエフスキー

高橋知之 訳

未成年2
未成年2

ドストエフスキー

亀山郁夫 訳

未成年1
未成年1

ドストエフスキー

亀山郁夫 訳

賭博者
賭博者

ドストエフスキー

亀山郁夫 訳

白痴4
白痴4

ドストエフスキー

亀山郁夫 訳

白痴3
白痴3

ドストエフスキー

亀山郁夫 訳

白痴2
白痴2

ドストエフスキー

亀山郁夫 訳

白痴1
白痴1

ドストエフスキー

亀山郁夫 訳

白夜/おかしな人間の夢
白夜/おかしな人間の夢

ドストエフスキー

安岡治子 訳

死の家の記録
死の家の記録

ドストエフスキー

望月哲男 訳

カラマーゾフの兄弟1
カラマーゾフの兄弟1

ドストエフスキー

亀山郁夫 訳

罪と罰2
罪と罰2

ドストエフスキー

亀山郁夫 訳

悪霊別巻「スタヴローギンの告白」異稿
悪霊別巻「スタヴローギンの告白」異稿

ドストエフスキー

亀山郁夫 訳

悪霊3
悪霊3

ドストエフスキー

亀山郁夫 訳

悪霊2
悪霊2

ドストエフスキー

亀山郁夫 訳

悪霊1
悪霊1

ドストエフスキー

亀山郁夫 訳

貧しき人々
貧しき人々

ドストエフスキー

安岡治子 訳

罪と罰3
罪と罰3

ドストエフスキー

亀山郁夫 訳

罪と罰1
罪と罰1

ドストエフスキー

亀山郁夫 訳

カラマーゾフの兄弟4
カラマーゾフの兄弟4

ドストエフスキー

亀山郁夫 訳

地下室の手記
地下室の手記

ドストエフスキー

安岡治子 訳

カラマーゾフの兄弟3
カラマーゾフの兄弟3

ドストエフスキー

亀山郁夫 訳

カラマーゾフの兄弟2
カラマーゾフの兄弟2

ドストエフスキー

亀山郁夫 訳