自己の解放と世界の真理を求めた男の魂の遍歴。

シッダールタ

シッダールタ

ヘッセ    
酒寄進一  訳   
舞台 『シッダールタ』原作
物語
バラモンの息子シッダールタは親友ゴーヴィンダとともに身分を捨てて苦行者たちに加わり、巡礼の旅に出る。解脱者ゴータマ・ブッダとの邂逅、友との別れ、遊女カマラーと の快楽生活を経て、それでも心の渇きは満たされなかった……。
舞台 『シッダールタ』
東京公演:2025年11月15日 (土) 〜 12月27日 (土) 世田谷パブリックシアター
兵庫公演:2026年1月上演予定 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
原作:ヘルマン・ヘッセ 『シッダールタ』 『デーミアン』
作 :長田育恵
演出:白井 晃
音楽:三宅 純
出演:草彅 剛、杉野遥亮、瀧内公美ほか
企画制作:世田谷パブリックシアター
公式HP
目次
第一部
バラモンの息子
サマナのもとで
ゴータマ
覚醒
第二部
カマラー
幼稚な人間のもとで
輪廻サンサーラ
川のほとりで
渡し守
息子
オーム
ゴーヴィンダ
 解説 酒寄進一
 年譜
 訳者あとがき
 『シッダールタ』おもな登場人物しおり
ヘルマン・ヘッセ    Hermann Hesse
[ 1877 - 1962 ]    ドイツの作家。両親はキリスト教伝道者。神学校に進むが学校生活になじめず、神経を病み退学。その後も高校退学、3日で書店を退職するなど挫折を繰り返す。しかし独学で勉強し、27歳で出した初めての小説『ペーター・カーメンツィント』で成功を収め、有名作家となる。主な作品に『車輪の下で』『デーミアン』『シッダールタ』『荒野の狼』。1946年ノーベル文学賞受賞。1962年脳内出血のため自宅で睡眠中に死去。
[訳者] 酒寄進一    Sakayori Shinichi

1958年生まれ。ドイツ文学翻訳家。和光大学教授。『犯罪』 (シーラッハ) 2012年本屋大賞「翻訳小説部門」 第1位を受賞。訳書に『刑罰』『神』 (シーラッハ)、『友情よここで終われ』 (ノイハウス)、『ベルリン1919 赤い水兵』 (コルドン)、「その昔、N市では』 (カシュニッツ)、『春のめざめ』 (ヴェデキント)、『デーミアン』 (ヘッセ)、『ほら吹き男爵の冒険』 (ビュルガー)、『若きウェルテルの悩み』 (ゲーテ) ほか多数。