物語 |
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バラモンの息子シッダールタは親友ゴーヴィンダとともに身分を捨てて苦行者たちに加わり、巡礼の旅に出る。解脱者ゴータマ・ブッダとの邂逅、友との別れ、遊女カマラーと の快楽生活を経て、それでも心の渇きは満たされなかった……。 |
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目次 |
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第一部 |
バラモンの息子 |
サマナのもとで |
ゴータマ |
覚醒 |
第二部 |
カマラー |
幼稚な人間のもとで |
川のほとりで |
渡し守 |
息子 |
オーム |
ゴーヴィンダ |
解説 酒寄進一 |
年譜 |
訳者あとがき |
『シッダールタ』おもな登場人物しおり |
ヘルマン・ヘッセ Hermann Hesse |
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[ 1877 - 1962 ] ドイツの作家。両親はキリスト教伝道者。神学校に進むが学校生活になじめず、神経を病み退学。その後も高校退学、3日で書店を退職するなど挫折を繰り返す。しかし独学で勉強し、27歳で出した初めての小説『ペーター・カーメンツィント』で成功を収め、有名作家となる。主な作品に『車輪の下で』『デーミアン』『シッダールタ』『荒野の狼』。1946年ノーベル文学賞受賞。1962年脳内出血のため自宅で睡眠中に死去。 |
[訳者] 酒寄進一 Sakayori Shinichi |
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1958年生まれ。ドイツ文学翻訳家。和光大学教授。『犯罪』 (シーラッハ) 2012年本屋大賞「翻訳小説部門」 第1位を受賞。訳書に『刑罰』『神』 (シーラッハ)、『友情よここで終われ』 (ノイハウス)、『ベルリン1919 赤い水兵』 (コルドン)、「その昔、N市では』 (カシュニッツ)、『春のめざめ』 (ヴェデキント)、『デーミアン』 (ヘッセ)、『ほら吹き男爵の冒険』 (ビュルガー)、『若きウェルテルの悩み』 (ゲーテ) ほか多数。 |